お正月といえば
みなさんこんにちは。
スーシェフの アカイです。
今年も残りあとわずかとなりましたがみなさんはやり残したことなどありませんか?
新年を迎えるにあたり大掃除をしたり年賀状を書いたりおせち料理の準備をしたり...
という方も多いと思います。
そこで今回は知っているようであまり知られていないおせち料理の由来や意味
についてお話ししたいと思います。
![令和最初のおせち料理をお届けいたします。 – 国民宿舎 能登うしつ荘](https://ushitusou.jp/wp/wp-content/uploads/2019/11/830_560_ose1.jpg)
そもそも、おせち料理の由来は豊作などに感謝して神様に供える
節供に関係しているといわれています。
もともとは収穫物の報告や感謝の意をこめて、その土地で獲れたものを
お供えしていたようです。
暮らしや食文化が豊かになるに従い山の幸や海の幸を盛り込んだご馳走となり、
現在のおせちの原型ができたそうです。
また、正月三が日は、かまどの神様に休んでもらおうという気持ちの表れや、
主婦を家事から解放するという意味も含め保存の効く食材が
中心のものになったといわれています。
おせち料理は「めでたさを重ねる」という意味で重箱に詰められます。
本来は五段重ねだったそうですが、近年は簡素化されて三段重ねが多いようです。
そこで、代表的な三段重ねの詰め方のルールと意味をご紹介します。
重ねた時に一番上にくる「一の重」には祝い肴や口取りといわれるかまぼこや、
栗きんとんなどの酒の肴を詰めます。
栗きんとんは、きんとんの黄金色が宝のようなので、
豊かな年になるようにと願いが込められています。
「二の重」は酢の物と鰤や鯛、海老といった縁起のいい海の幸を詰めます。
鰤は出世魚と呼ばれていることから将来出世できるように、
鯛はめでたいという語呂合わせで、
海老は海老のように背中が丸くなるまで長生きできができるようにという
願いが込められています。
「三の重」には山の幸を中心に家族が仲良く結ばれるように煮しめ(煮物)を入れます。
ご紹介したものはほんの一部ですが、このようにそれぞれのお重に詰められる料理には
それぞれ違った意味や想いが込められています。
今年は、お家でお正月を家族で迎えられる方も多いと思います。
ひとつひとつの料理の意味をかみしめながらおせち料理を食べる
とまたいつもとは違った楽しさがあると思います。
マグリットのお料理もひとつひとつに想いを込めて作っています。
人と人とのつながりのきっかけになるような、そんなお手伝いができればと思います。